プログラマーがフリーランスとして独立すると、仕事量を調整することができる。会社勤めをしていると、会社から与えられた仕事をこなす形となるが、その仕事量が膨大になることは珍しくない。そして、納期が厳しめに設定されていると、毎月長時間の残業をしなければならなくなる。
しかし、フリーランスプログラマーであれば、どれだけの仕事量を引き受けるかは、自分で決めることができる。
もちろん十分な量の仕事を獲得できることが条件であるが、少なくとも、必要以上の仕事をすることにはならない。したがって、ワークライフバランスを大事にしたいプログラマーが、フリーランスになることが多い。
また、フリーランスのプログラマーは、仕事に関する制限が少ない点も魅力である。勤務時間は決まっておらず、クライアントごとの納期さえ守れば問題ない。その上、働く場所も自由である。
自宅での作業はもちろんのこと、プログラミングができるノートパソコンを持っていれば、外出先で仕事をすることも可能だ。そのため、マイペースに働くことを希望するプログラマーも、フリーランス向きである。
さらに、プログラマーは確かな技術力を持っていれば、会社に所属するよりも高額な収入が期待できる。大抵のサラリーマンは、勤続年数や会社内の立ち位置を判断材料として、給与が決まる。そのため、場合によっては、給与が実力に見合っていないこともある。
それに対してフリーランスは、実力によって報酬の額が決まることが多い。したがって、フリーランスとして高収入を得られるほどの技術力を身に付けた段階で、独立するプログラマーは少なくない。